

老後、死後のことを考えて生前に自分の所有物を整理しておくことは大切なことです。本人がその所有物にどのくらいの思い入れがあるか、価値があるかは、第三者にははかり知れません。残された家族にとってその遺産が必ずしも喜ばれるものであるとも限りません。自分の誕生日等の記念日に一つずつ、身の回りの物を家族に思いを伝えて渡したり、現金に換えておくことをしておくと自身の身が軽くなり、いざという時にいらぬ気遣いをしなくてすむでしょう。
- 【生前に整理しておくとよい場合】
- 自分の死後他人に見られたくないもの(日記など)を処分しておきたい場合。
- 自分の持ち物を形見として渡したい場合。
- 自分の死後も残しておいてほしい物がある場合。
- 自分の荷物を処分することになる家族の負担を軽減したい場合。

一人ぐらしの高齢者などが突然亡くなったとき、遺族に代わって残された日常生活用品の処分や形見分け、不動産の売却や解体などのお手伝いをしてくれる遺品整理の専門業者がいます。リサイクル品の買い取りや、部屋の掃除、産業廃棄物収集業者の紹介などもまとめてやってくれますので、遺品が多い人や、子供が遠方で長く滞在できない場合、早く部屋を引き渡さなければならないときなどには活用するといいでしょう。
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